|
デザイナーが描く図面というと、特異なデザインとか、アールを多用したりとか一風変わった作品を描きたがります。
また、そのように描けば、デザイナー風だとかお洒落な感じだとか、見た目にはそれなりにもなります。
しかし、真のデザイナーとは何よりも基本動線を大切にし、平面を大切にするという、実は意外とベーシックなものなのです。
この、平面をしっかり書き込むことでベースが出来、よいエクステリアやガーデンを計画する重要な要素なのです。
作図する上でもいちばん時間をかけるのがこの作業です。
トレーシングペーパーが鉛筆の芯で真っ黒になるほど何度も、何度も描き直していきます。
そして、この入念につくり込まれた二次元の平面を立体的に三次元に変換していくのです。
そこに高さの概念を与え、素材・アイデアなどで味付けをしてしていき、さらに、オリジナリティーを加えることでトータルデザインができます。
ここで、初めてデザイナーとしてのセンスが生かされていくのです。
いくらお洒落でも、予算をかけて豪華に見せても、デザインするならば基本設計をしっかり考えてあげなければいけないと思っています。
案外お座成りになっているのが環境情報についてです。入念にチェックし、交通量・人通り、景色、障害物も重要です。
この点に関しましては、住んでからの住み心地に大きく関わってくるので、コーディネーターともじっくりと話し合いながらプランの中で対応していきます。
私から言えば、マームガーデンのデザイナーとは意外と地味で地道な「作家」のような感じかもしれません。
しかし、それこそが本当の「図面描き」であることも間違いないのです。
|